藻のように生きたい

藻のように生きたいデザイナーです。

わたしが本を出版した、というと
「自分も本を出したいのだ」
「編集者紹介してくれ」
「どうやって出版したのか教えてくれ」

という声をよくいただく。

わたしのようなポンコツがある日突然
みんなの遠い夢、出版!をしたので
当然の反応だと思う。

 


そんな方々に少しでも力になれるようにと
頑張っていた頃のことをここに記すとともに
やたら出版したがる人の特徴についても
述べたいと思う。




まずひとりめの話。

当時人生で初めて本が出せることになり
喜びいさんでミクシイに投稿すると
ある男性から連絡がきた。

高校のときの同級生である。

当時、24歳だったが
彼は現役バンドマン。BANDMANでB型なのでB君としよう。


彼とは高校時代、わりと仲がいいほうだったが、
卒業してから会うのははじめてだった。


彼の指定した店は、同じく同級生が営む店だったが、
そんなことより、彼がB型であることを忘れており、
エレベーター降りる際に当然自分が先に出ると思ったら彼がもう出ようとしていてまごついたという記憶がある。(めちゃくちゃな偏見ですみません)

そして店に入り乾杯するやいなや
「で、どうやって出版したん?」
と彼は聞いて来た。
「で、お前みたいな凡人がどうやって本出版までにいたったのか、その裏技を教えろ」
としか聞こえなかった。

優しいわたしはそんな彼にも
自分が出版にいたるまでのいきさつを出し惜しみせず、与えたのであるが


その後、彼は
「俺も本出したい」
と言いだした。


まあ想定の範囲内であったし、
出し方はいま惜しみなく教えたやろがと思いつつも、
優しい私は
「どんな本出すの?」
と聞いてさしあげた。


すると彼はこう言った。



「俺のバンド結成記」





記憶うろ覚えだけど…なんかこんなかんじのこと言ってた…。




「え!?それって、誰が買うん!?」


心優しいながらも正直な意見をくだすわたしは、そう言ってさしあげた。


「俺のバンドのファンクラブ、2000人くらいいるから、2000部は売れる」


さらに彼は私の目を見て、はっきりとこう言った。



「正直、バンドやってたら女には困らへん」





知らん!!!!!!!!!



 



そんなかんじでその日は解散

後日彼のブログを見たら
しっかりとわたしのこと書いてくれてて
しかも彼のファンからの
「Bさんのお友達の本、買いますー!」

ってコメントがいっぱいあって



…ファンってすげぇな…

知りもしないわたしの本
興味もないテーマの本
B君の友人が出したからって理由だけで買っちゃう心理



…ファンってすげぇな…

…B君ありがとう…



って思ったのでした。


そんな人気者のB君が自叙伝を出したのかは不明ですが
ディスるつもりでこの記事書いてて途中から感謝に変わったので
いまさらながらありがとうを伝えます。







広告を非表示にする