藻のように生きたい

藻のように生きたいデザイナーです。

好きな作家は?と聞かれたら
迷わず「西加奈子さんと綿矢りささん!」
と答えます。

どうやら女性作家が好きみたいです。

 

 



そういえばアイスランド行ったとき

行きの飛行機のなかで読んでた本が
西加奈子さんの「こうふく あかの」と「こうふく みどりの」でした。
本日はわたしの西加奈子様への愛を語らせてください。

その本は、
当時新卒で入った会社で上司(たぶん、当時40代のオッサン。ヒゲが長く、腰まである長い髪を束ねた彼に、取引先の方がつけたあだ名は『ビッグイシュー』です。)が貸してくれた本でした。
ビッグイシュー部長(なんかすげー問題ある人みたい、、、)はほかにもいろいろと西加奈子さんの本を貸してくれていて、おそらくわたしがはじめて彼女の作品を読んだのは、ビッグイシュー部長がきっかけだったかと思います。

ビッグイシュー部長はわたしが本好きだから、西加奈子以外の本もいろいろと貸してくれました。

彼はわたしを採用してくれた張本人でしたので
こんなポンコツ社員を、自分のゴリ押しで採用してしまったもんだから
放っておくわけにもいかなかったのでしょう。


彼のおかげで西加奈子の魅力にすっかりハマったわたしは
次々と彼女の作品を読み、
きりこについて」を読み終えたあと
我慢できずにファンレターを送りました。




それはもう、当時の自分の状況と
「きりこについて」の感想が激しく入り交じった
『人生相談』のような内容だったので
「あの手紙はどうかもうこの世には存在していませんように」
と願うばかりですが

なんとその激アツ自分ごり押しファンレターの、返事がきたのです!!!!

当時はまだ直木賞作家ではなかったけれども、
それでもめちゃくちゃな売れっ子であった西加奈子先生からのお返事にすっかり腰抜かしそうになりました。

ああ、しかもこれ書いてて思い出したびっくりするほど恥ずかしいことがあるんですが、
あの手紙燃えててくれと思うわりにこのエピソードは一周まわっておもしろそうなので書いてしまうのだが

『もし「きりこについて」が映画化されることになったら、ちせちゃん役をやらせてください。』
とプリクラか写真かなにかを貼付けて送ったのである……!!!!!!!!!



阿呆にも程があるやろう…!!!!!



でも西加奈子大先生はお返事のなかで
「わたしにはキャスティングの権利はないのですが、お写真を見るにとても意志の強い美しい女性やと思います」
っていう最上級の社交辞令までくださり、
もうほんっとこの方はすごい。


やっぱ売れて売れて売れまくって手の届かないところにいって
それでもまだ愛されるような方って根本的に
『 ミ ラ ク ル に い い 人 』なんですね…!


上に立つ人ほど謙虚なんだなぁって、人生で何度も感じた。



わたしがやりたかった『ちせちゃん』の役がどんな人物だったのかは、
是非『きりこについて』を読んでご確認ください。


『シンデレラ』の劇でシンデレラをやりたがるような愚かさを、
24でまだ持っていたみたいです。

ああ恥ずかしい!



そんな大好きな西加奈子先生の本のなかで
いまいちばんのおすすめが
こちら!!

 

この話、続けてもいいですか。 (ちくま文庫)

この話、続けてもいいですか。 (ちくま文庫)

 

 

 

 

小説ではなくまさかのエッセイ。

「小説家さんの書いたエッセイね〜」なんて思って読んでると事故る。
電車のなかで声だして笑いました。
恥ずかしかったです。
おすすめは、(文庫のあとがきで中島たい子さんも書いてらっしゃるのだが)
「奇跡体験!ビフォーアフター」の章なので是非読んでみてください。
あの面白さについて誰かと共感したい。


要約すると↓

トイレ行きたすぎて行ったデパートの紳士服売り場に女の行列。
自分はもう限界なのに2人前に並んでる女はメールうってて余裕そうでイライラ。
「あいつの尻と私の尻を取り替えたい」

 



ダメだ、わたしのせいで面白さがなくなってしまっている…!
どうかほんものをお読みください。



 

 

 

こうふく みどりの (小学館文庫)

こうふく みどりの (小学館文庫)

 
こうふく あかの (小学館文庫)

こうふく あかの (小学館文庫)

 

 

 

こうふく みどりの (小学館文庫)

こうふく みどりの (小学館文庫)

 

 

 

この話、続けてもいいですか。 (ちくま文庫)

この話、続けてもいいですか。 (ちくま文庫)

 

 









 

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